愛知県名古屋市名東区一社 トリガーポイント 筋膜リリース 鍼灸 アナトミートレイン

臨床症例集(2016年05月)

治療内容及びその結果を記載した臨床症例集です。今後随時掲載していきます。

 

腰部脊柱管狭窄症と診断された症例です。歩行可能距離が伸びてゴルフに行くことができるようになり、立位負荷での改善も認められ知り合いと突然あって立ち話になっても困らなくなりました。

担当:山崎

項目 内容
年齢・性別 72歳 男性
職業 無職
主訴 右殿下肢痛・しびれ
現病歴 4年前から徐々に症状が出現。4ヶ月前に旅行へ行き、5分歩くと足の痛みで歩けなくなり病院を受診。MRIの結果、腰部脊柱管狭窄症と診断される。
治療内容 30分以上続けて歩けない、10分以上立ってられない、辛い時は前かがみで楽になる、右足(前脛骨筋)に筋萎縮が認められた為、脊柱管狭窄症と想定して治療開始。

神経根の血流改善を目的に末梢の神経刺激(深腓骨神経パルス)を行いながら、殿部にある下肢へ放散するトリガーポイントへ鍼治療を行う。

 

経過 初めの2週間は週に2回の治療、症状が軽快してきた為週に1回の来院ペースに変更。

治療開始前は日課にしている公園までの散歩は何回か休憩をとらないと完歩できなかったが、休憩なしで短時間で完歩できるようになった。

人と会って立ち話をすることができるようになった。

症状の為休んでいたゴルフを再開した。

 

胸郭出口症候群が疑われた症例です。痛みのため睡眠時間3時間という時もありましたが、現在はお薬を飲まなくても寝れるようになりました。

担当:山崎

項目 内容
年齢・性別 63歳 女性
職業 無職
主訴 左背部から上肢の痛み・だるさ
現病歴 半年前から誘因なく左鎖骨部の痛みを感じ、その後左背中から腕の痛みだるさを感じるようになった。病院では異常なしと診断され薬物療法を続けたが症状に変化が認められなかったので当院受診。
治療内容 頸部神経根症を疑う検査は陰性、患側上肢の冷えや日常生活で腕を挙げている動作が辛いということで、胸郭出口症候群を疑うテストを行うと陽性(Roosテスト)

胸郭出口症候群と想定して治療開始

首や胸部の胸郭出口部の筋過緊張を緩める治療と、背部に上肢へ放散するトリガーポイントが認められたため同部位への鍼治療も行った。

 

経過 3診目 ペインスケール 5  ※初診時の痛みを10とする

7診目         3

 

 

雨が降る日は痛みが強くなるが、薬(痛み止め)を飲まずに寝れるようになり、以前できなかった長距離の運転や草むしりをしても症状は悪化していない。患肢の冷え感は消失している。