この度、12月に横浜で行われた、第51回日本頭痛学会にて高橋先生が「頭蓋周囲筋へのトリガーポイント鍼治療により頚椎可動域及び片頭痛を改善した一症例」を発表いたしました。
今回の高橋先生の発表は
片頭痛と診断を受けている患者さんに、頚部のトリガーポイント鍼治療を行い頭痛日数が減少した
症例の発表です!
学会発表が終わった高橋先生にインタビューを受けていただきました!!
後藤先生から高橋先生へインタビュー
日本頭痛学会での初めての登壇と聞きましたが、ご感想いかがでしょうか?
日本頭痛学会に参加されている先生は、ほとんどが医師の先生なので、その中で発表するのはとても緊張しました。また、実は日本頭痛学会に入会するのに、学会会員の先生の推薦を頂いたり、審査があったりして、約1年ほどかかっているので良い発表をしないと!というプレッシャーもありました。でも、終わってみれば色んな先生から質問をいただけてとても勉強になりました!
とても有意義な時間になったんですね!そもそも高橋先生が「頭痛」に興味をもったきっかけはなんですか?
トリガーポイントの治療で筋肉の痛みが治るのは理解しやすいのですが、頭痛が治るという事になぜだろう?と疑問を感じたのがきっかけです。また、もともと自分も頭痛持ちという事もあり、患者さんの気持ちもよく分かるため「頭痛」に興味を持ちました。
たしかに、頭痛というと薬物療法のイメージがあります。頭痛に対して鍼灸はどれくらい効果があるのでしょうか?
頭痛に対する鍼灸治療の研究が増えてきており、影響度の高い医学雑誌にも載るようになってきています。緊張型頭痛、片頭痛どちらの頭痛も、通常の薬物療法のみの治療より、鍼灸治療を加えた方が頭痛日数が減ると言われています。実は片頭痛の発作中でも、鍼灸治療で痛みが軽減することも言われているんですよ。
そうなんですね!薬物療法で改善が見られない患者さんもいると思いますが、そのような患者さんへの治療はどうしていますか?
今回発表した患者さんも色々な薬を服用していましたが、どれもあまり効果が出ていないようでした。頓服薬も毎日飲んでしまっているようでした。薬を服用しすぎてしまっている状態では「薬剤使用過多による頭痛(MOH)」にもなってしまいます。薬が効かない患者さんでは、片頭痛に加えて、緊張型頭痛や頚性頭痛、後頭神経痛など、他の種類の頭痛も混ざっているかもしれないと疑い、整形外科的な観点からも治療を行っています。
ありがとうございます。最後に今後の目標を教えてください!
頭痛疾患に対して、医師と鍼灸師が「医療連携」していくことでより多くの患者さんが救えると思います。そのために、どのような頭痛で、どれほど鍼灸の効果があるのかを明らかにしていくことが今後の目標です!
まとめ
高橋先生ありがとうございました!
今後も、頭痛でお困りの患者さんのため頑張ってください!
頭痛でお困りの方は一度、鍼灸治療試してみてください!
お電話、LINEにてご予約お待ちしております。
コンテンツ作成:髙橋 健太
名古屋トリガーポイント鍼灸院 鍼灸師
【資格】鍼灸師、コアコンディショニングトレーナー
【主な学会発表歴】
第72回全日本鍼灸学会「片頭痛における頭蓋周囲筋の鍼治療が有効であった一症例」
第51回日本頭痛学会「頭蓋周囲筋へのトリガーポイント鍼治療により頸椎可動域及び片頭痛を改善した一症例」
【経歴】鍼灸免許取得後、名古屋トリガーポイント鍼灸院にて勤務。
コンテンツ監修:斉藤 究
さいとう整形外科リウマチ科 院長、日本整形外科学会専門医、日本リウマチ学会専門医、日本内科学会会員
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