愛知県名古屋市名東区一社 トリガーポイント 筋膜リリース 鍼灸 アナトミートレイン
座り作業の仕事が多くて
「お尻が痛くなってくる」という患者さんは非常にたくさんいます。
今日はこのような症状の1例を紹介したいと思います。
1年半前から、座り作業をきっかけに徐々に痛くなり
休業をしなければいけないほど痛くなってしまいました。病院に行くとヘルニアからくる坐骨神経痛と言われ痛み止めを処方。しかし、痛み止めが効かなかったのでペインクリニックでブロック注射をすることにします。しかし、ブロック注射も効きませんでした。
結局、筋肉の痛みに理解のある整形外科に行き、リハビリを続けて少しずつ回復していきました。
「半分以下の痛みにはなったけど、そこから変わってかない…。違う治療に変えてみよう。」
との思いで、当院に受診しました。
・ずっと座り仕事なので仕事中も痛みを我慢している
・前屈で痛みが悪化
・前屈みをすると痛みを思い出して悪化する感じがするので、控えてしまう。
一時期のピークよりは落ち着いているので、痛みを0にしたい。
仕事中も楽に座っていられるようになりたい。
病院ではヘルニアと診断されていましたが、筋肉のトリガーポイントが痛みの原因になっていることがよくあります。
今回の場合、大腿方形筋という座った時に座面と当たる筋肉に
強く圧痛が出ていました。また、近くを通る坐骨神経の滑走も悪かったので
筋筋膜の痛みと想定して、大腿方形筋と坐骨神経周囲の鍼治療を行いました。
出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス2021
1診目 大腿方形筋、ハムストリング、内転筋、坐骨神経周囲を治療
2診目 翌日は調子良かったが、次の日に戻ってしまった。
5診目 治療後2、3日は痛みを感じなくなった。この時から筋膜の繋がりを意識して腰背部の治療を追加した。また、鍼に慣れてきたため大腿方形筋の 深部 を鍼治療していくことにした。最初の症状を10とすると5くらい。
7診目 劇的に良くなったとのこと。最初を10の症状とすると1まで下がった。この日からストレッチを少しずつ取り入れた。
10診目 殿部の痛み消失
痛みの程度が強かったため、7診目までは痛みのでる動きは極力させないようにしました。
その後は、痛くない場所のストレッチから始めました。
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