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五十肩(肩関節周囲炎)に対する治療 - スタッフのブログ

皆様、もう1週間前の事ですがゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか?

 

山崎はというと友人の家に遊びに行ったら、なぜかメダカをお土産に頂き飼い始めております。

 

意外にも、飼い始めたらメダカに癒されている自分に気付き、いずれ亀も飼おうかと妻に相談したら激怒され凹んだ、そんなGWでした。

 

さて今回は当院で行っている「五十肩」に対する治療法を簡単にご説明しようと思います。

 

 

五十肩による症状で問題となるのは大きく2つに分けられます。 

 

それは

 

痛み」と「可動域制限」です。

 

 

患者さんは、ある特定の動作で痛みを感じる事が多く、例えば車のハンドル操作で痛い、包丁を使う時が痛い、ズボンを挙げる時に痛いなどです。しかし場合によっては安静時にも痛みを感じる事がありじっとしていると腕の居心地が悪くなり腕を動かしたくなるといった自発痛を感じ、就寝中に痛みで目が覚めてしまういわゆる「夜間痛」と言うものが出現する場合もあります。

 

 

夜寝る事は日中使った体を休める目的があるので、痛みで何度も目が覚めたり、その後寝付きが悪いと体を休めるどころか心身ともに疲れてしまう可能性があります。 

 

 

なので当院では先ず夜間痛がある場合はその痛みを緩和させる治療をメインで行います。

 

 

じっとしていて肩関節が痛くなる原因、病態としては骨内圧の上昇や肩峰下滑液包の腫脹などによる肩関節内の圧上昇などが言われていますが、当院ではその病態を改善するために「肩甲上神経(本幹)パルス」というちょっと特殊な治療方法を行っています。

 

 

肩関節に分布している神経は3つ存在しますが、中でも分布する範囲が最も広い「肩甲上神経(本幹)」へのアプローチが重要と考えています。

 

 

この治療法を行うと以下の事が起こると考えられます。

 

 

①感覚枝の刺激により痛みの抑制が起こる

②運動枝の刺激により筋肉が律動的に収縮し、筋肉内の血流が良くなる

③血管運動神経枝の刺激により血管が拡張し、肩関節内の血流が良くなる

 

 

実際にこの治療直後から夜間痛が著しく減ったり、消失することがよくあります。

 

 

この自発痛や夜間痛が寛解したところで、今度は可動域制限に対するアプローチを積極的に行います。

 

 

動きに制限がかかっている動作を確認し、痛みを起こしている筋や癒着を起こしている組織に対して鍼治療と運動療法を行っております。

 

 

運動療法では硬くなった筋肉や靭帯を緩ませるだけではなく、使えていない筋肉を使えるようにし肩関節のアンバランスを改善させ、なるべく早く可動域を広げていくよう努めております。

 

 

このように、当院では五十肩の「痛み」や「可動域制限」に対してちょっと特殊な鍼治療と運動療法でなるべく早く生活の質を改善させるお手伝いをさせて頂きますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

 山崎

 

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